第38回 全日本杖道大会 結果

 2011年10月16日大阪舞洲アリーナにて第38回全日本杖道大会が開催された。北海道からは二段3組、三段3組、四段1組、五段2組、六段2組の11組22名が大会に出場した。
 今回の大会は北海道からの初段の部の出場者はなく、北海道選手の試合は二段の部から始まった。
 二段の部では、一回戦第一試合から細沼(札幌)・高木(帯広)組と宮田・白神(大阪 前年度二段の部優秀賞)の対戦が行われた。実力も非常に拮抗した対戦であったが、細沼・高木組が優秀賞候補を撃破。北海道の二段は三戸部(帯広)・高井(帯広)組秦(江別)・森島(札幌)組も順調に勝ち上がり準決勝に3組がコマを進めた。準決勝の一山では北海道どうしの細沼・高木組秦・森島組が対戦。初出場の森島の勢いのある気合と技が印象の試合であったが、細沼・高木組が3対0で勝利し初段の部に続き二度目の優秀賞を獲得、秦・森島組はベスト4。一方の三戸部・高井組は準決勝を勝利し、高井は昨年に続き二連覇三戸部は三度目の優秀賞を決めた。
 三段の部では、京谷(稚内)・熊谷(稚内)組が善戦するも初戦で敗退。そして、伊藤(江別)・浅井(稚内)組が三回戦で福岡の磯野・小川内組と対戦、去年準決勝で敗れ優秀賞に届かずに終った雪辱戦が3回戦で行われることになった。結果は前年度に続き敗退、磯野・小川内組は大会二連覇。田村(帯広)・猿川(帯広)組は順調に勝ち進んでいたが、3回戦では実力を出し切れずに敗退に終わった。
 四段では、上出(札幌)・檜田(函館)組が拮抗する試合の中で勝ち上がり準決勝に進出。準決勝では全力を出し切れずに敗退。上出・檜田組は四段の部ベスト4
 五段は2組が出場、五段一回戦では柴野(小樽)・小松(小樽)組が1対2の旗で敗退。古野(札幌)・菊永(恵庭)は準々決勝で今年度優勝した宮城県の狐塚・村上組に敗れた。
 六段の部では、五段の部で活躍をしていた宗像(北広島)・住吉(釧路)組、沼田(小樽)・足立(札幌)組が初出場。共に準々決勝まで順調に勝ち上がっていったがベスト8で惜しくも敗れてしまった。
 今大会はベスト4以内4組(ベスト8以内では7組)という結果に終わってしまったが、それぞれの選手が課題を見つけることができた大会であった。
 来年の開催地の広島ではさらに上を目指せるよう、稽古を続けていきたい。


二段優秀賞   細沼(札幌)  ・ 高木(帯広)   
二段優秀賞   三戸部(帯広) ・ 高井(帯広)


左が二段準決勝戦(高木細沼VS秦森島)、右が二段準決勝戦(高井三戸部VS江藤安本(福岡))


左から細沼(優秀賞2回目)、高木(優秀賞2回目)、三戸部(優秀賞3回目)、高井(優秀賞2回目(連覇))

六段 ベスト8 宗像(北広島)・住吉(釧路)
    ベスト8 沼田(小樽) ・足立(札幌)
五段 ベスト8 古野(札幌)  ・菊永(恵庭)
四段 ベスト4 上出(札幌)  ・檜田(函館)
三段 3回戦  伊藤(江別)  ・浅井(稚内)
    3回戦  田村(帯広)  ・猿川(帯広)
二段 ベスト4 秦(江別)    ・森島(札幌)